旅行、貿易、投資等、世界ではどの瞬間も異なる通貨の交換が行われています。通常このような取引には金融機関が関わり、その取引が行われる場を総称して外国為替市場と呼びます。弊社はその中でも金融機関同士が取引を行うインターバンク市場で業務を行っています。SPOT（直物）取引とは2営業日後に受け渡しが行われる異なる2通貨の売買(交換)取引で、弊社ではドル円、ユーロ円、ユーロドルを中心に多数の通貨の取引仲介が行われています。

主にスワップ取引（ある一定期間の通貨の直物の買いと先物の売り、またはその逆を同時に行う取引）の仲介を行います。スワップ取引は、主に通貨の運用･調達、実需のカバー（リスクヘッジ）目的で使わています。取引量はSPOTに比べて多くなり、１回の取引で数千万ドル～数億ドルになります。取引レートは直物と先物のスプレッドで表示され､取引通貨の金利やSPOTレートによって変動します。

当デスクでは円・ドル・ユーロといった先進各国通貨のインターバンク（銀行間）取引の仲介を行っております。取引形態はインターバンク資金貸借取引及び預金取引です。期間は短期市場であるがゆえにオーバーナイト（翌日）物から最長一年物まで。また、フォワードやベーシススワップなどの他商品を組み合わせたアービトラージ（裁定）取引も多数手掛けております。

円以外の外貨の金利スワップ取引の媒介を行います。金利スワップは、同一通貨のキャッシュフローを交換する取引で、固定金利と変動金利を交換する取引が代表的なものです。この取引における金利に係る元本は想定元本と呼ばれる、単に利払金額を算定する為の名目的なもので、実際には交換されません。変動金利同士を交換するスワップ取引はベーシス・スワップと呼ばれます。